国際学会WAIM2014に参加してきました
卒論で行った研究が国際会議にaccept(as a short paper)されたので,筆頭著者として参加してきました.
採択されたのはWAIM2014という会議で,6/16~19の3日間,マカオで行われました.
The International Conference on Web-Age Information Management (WAIM)
自分にとっては初めての海外旅行で,同じく参加する中国人留学生の先輩と,付き添いの助教の先生2人,計4人で行きました.
初日
関空から香港国際空港を経由し,そこから直接フェリーでマカオに向かいました.*1
出国審査から飛行機搭乗待ち,入国審査など,自分にとって初めてのことばかりで緊張しました.
持ってきたポスター筒が機内持ち込みできないサイズだったらしく,スーツケースを持ち歩くことになったのがしんどかったです.
マカオに着いて最初の感想は,「蒸し暑っ!」でした.
現地の気温は30度ちょいで日本とそう変わらなかったですが,湿度がデフォルトで80%を超えており,少し歩くだけで汗がダラダラ.*2
さっそく日本との違いを感じました.
ホテルにチェックインした後は,セナド広場という所にあるポルトガル料理店に行って,マカオ料理とワインをいただきました.
鴨の土鍋ご飯が美味でした.
2日目
前日入りしたので,学会はこの日からスタートでした.
とりあえず参加登録をして発表を聞いた後,初日にも行ったセナド広場に遊びに行きました.
この辺には世界遺産の教会が数多く存在し,自分たちもいくつか見て回りました.
歴史地区の周辺は,ヨーロッパぽさが残っており,まわりの込みごみとした建物と比べて異質に感じました.
その後は昼食.
海老ワンタン麺をいただきました.
地元でも有名な店らしく,観光客の他に現地の人っぽい人も数多くいました.
その後,ヴェネチアンホテルの中にある,エッグタルトのお店に行きました.
その時は全く知らなかったのですが,マカオはエッグタルトの有名店が多いみたいです.
サクサクのパンに,柔らかくて上品な甘さのカスタードクリームが入っており,このためだけにでもマカオに来てよかったと思いました.
夕食は学会参加者とマカオタワーに行き,レセプションという形で行われました.
参加者は中国人が9割近くで,日本人の参加者は少なく,少し肩身が狭い思いをしてました.
マカオタワーは高さ338mのランドマークで,マカオを一望できるベストスポットでした.
マカオは北部と南部が海で隔てられており,その間に橋がかかっているのですが,夜はライトアップされてすごく綺麗でした.*3
3日目
この日は1日発表を聞きながら,自分のポスター発表の準備をしていました.
キーノートスピーチでは,ソーシャルネットワークの構造化や,ビッグデータ関連技術についての説明が多かったように思います.
Webや情報検索の学会というよりは,データベース寄りのことを重視しているのかな,という印象でした.
ポスター発表について,自分も多少は練習してきたのですが,裏で口頭発表のセッションが行われているのもあり,発表者の半分以上は会場におらず,全体的にやる気のない感じでした…
それでもコアタイム中に5,6人はポスターを見に来てもらい,質問を受けました.
英語での質疑は初めてで緊張しましたが,日本語での回答よりも論理的に答えるようにして,そこそこ上手くできたような気がします.
2日目と違い,3日目の夕食はグランドハイアットホテルでの非常に豪華なものでした.
豚肉の丸焼きや,アワビ,ナマコなど,普段は到底口にできないようなものをたくさんいただきました.*4
4日目
学会最終日ということで,前日より人が少なかったような気がします.
キーノートスピーチでは,地名や位置について記述したオブジェクト(geo-textual object)についての最近の研究動向についての説明があり,面白かったです.
学会終了後は,ホテルのカジノをいくつか巡りました.
繁華街のホテルはどこもきらびやかな電飾に包まれていて,マカオがリゾート地なのだなぁと感じさせました.
カジノでは,バカラ,ブラックジャック,ルーレット,スロットといった一般的なものに加え,「大小」というゲームがありました.
これは,サイコロを3つ振り,目の合計が大きいか小さいかを当てるというゲームです.*5
もちろん,多くのゲームはディーラーが行っていましたが,中にはコンピュータ上で行うものもあり,「こういうところにも電子化の流れが進んでいるのか…」と感心しました.
私も150HK$(大体1900円ぐらい)スロットとルーレットに投入し,20分かからずに溶かしました.
ギャンブルなんてするもんじゃないですね(笑)
5日目
帰国日でした.
朝は早めに起きて,スーパーでお土産のビールを買いました.
この頃には英語でのコミュニケーションにも慣れ,身振りを交えれば,自分の意志ぐらいなら何とか伝えられるようになったかと思います.
帰国便では,「2001年宇宙の旅」という古い映画を見ました.
見ていてよくわからない所もありましたが,人を引きつける映像と音楽だなと感じました.*6
関空に着いた時は,「ようやく日本に戻ってきたのだな」と思いました.
やはり日本が最高です…
比較的時間の余裕があったので観光もでき,充実した5日間だったと思います.
院生の間に論文が採択されて国際会議に出席することはもうない(と思う)ので,本当に貴重な経験をさせてもらいました.
全体的な感想として,やはり英語は重要だなと感じました.
英語が出来ないと,海外では最低限のコミュニケーションすら困難になってしまいます.
これからは,読むだけでなく,ある程度聞ける/話せるレベルにまで持って行きたいですね.
最後に,助教の先生方と留学生の方には,色々手伝ってもらったりおごってもらったり,迷惑をかけっぱなしでした.
本当にありがとうございました!