「ネイティブなら子どものときに身につける英会話なるほどフレーズ100」を読んだ
CD付 ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100 (スティーブ・ソレイシィの英会話シリーズ)
- 作者: スティーブソレイシィ,ロビンソレイシィ
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2000/04/10
- メディア: 単行本
- 購入: 77人 クリック: 631回
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Amazonでそこそこの評価だったので買って読みました.
自分自身,中学から大学院までずっと英語は勉強してきたつもりで,TOEICの点数も800台後半くらいは持ってます.
実際,この本で出てくる表現を見ても,大半が「言われればわかる」というものでした.
でも,いざ英語で誰かと話そうとすると,全く言葉が出てこない.
「これ借りていい?」みたいな簡単な表現すら,頭に浮かんでこないのです.
この本のまえがきには,
日本人は英語になると器用貧乏なのかもしれない
ということが書かれています.
発音や慣用句に関する知識は多くあっても,それを使いこなす基礎的な会話能力についての学習が不十分なため,外国人を目の前にして何もできなくなってしまう,ということです.
このことを著者らは,
道具箱からいったいどれを取り出して、どう使えばいいのかがわからないほど、道具が雑然としまわれている
と表しています.
道具箱の中の道具をどうやって(できるだけ素早く)取り出せばいいのかを考え,実践していくことが,当面の自分の課題なのだと感じました.
この本の特徴は,言葉を覚えたばかりの赤ちゃんが徐々に成長していく過程になぞらえ,非常にシンプルな表現から難しい(といっても中学英語レベルです)ものに進んでいっているという点です.
例えば,最初の"BABY"のチャプターでは,"Here."(はいどうぞ)や,"Not yet."(まだだよ)のような,本当に向こうの子どもが言いそうなフレーズが並んでいます.
こういう簡単な表現を復習することにより,「あまり難しいことを考えなくてもちゃんと受け答えできるんだ」と考えることができるようになりました.
あと,この本では,表現を使うべきシチュエーションについての説明と例文に紙面を割き,文法事項などの他の要素はできるだけ省かれています.
これにより,「話すための英語」の学習に集中することができるようになっていると思います.
特に,(ネイティブと話す際には)微妙なニュアンスの違いなどに注意したいですね.
フレーズの数が100とそれほど多くないため,これだけで「英語が話せるようになる」とは言いがたい部分はありますが,焦点を絞った良書だと思います.
この本を何度も読み返すことで,英語を使いこなすための基礎力をつけていきたいです!
話は少し変わりますが,最近,東京特有の殺人的な通勤電車に押しつぶされながら,TOEIC presents English Upgraderをやっています*1.
TOEICの本家本元が出しているAndroid/iOSアプリで,TOEICテストのPart 3のような,会話を中心としたリスニングの問題を聞くことができます.
各問にスクリプトと解説が付いているだけでなく,全部無料でできるというのが,太っ腹というかなんというかだと思います.
こういうアプリにありがちな広告も,今のところ見かけていないです.
これもおすすめです.
英語の勉強がしたい
GWですが,特にすることもなく実家でゆるりと過ごしております.
どうでもいいですが,繁忙期の夜行バス高すぎです.
本題.
現在,研修でスクラムを用いたチーム開発をしているのですが,言葉の壁が立ちはだかって,十分に相手に意思を伝えられないことがありました*1.
また,配属面談は英語だったのですが,第一志望の部署との面談で「スキルセットは大体うちの部署が欲しい感じだね.後は……イングリッシュかな」と言われてわりとガチ凹みしました*2.
今まで,英検,大学受験,TOEICなどの試験勉強での英語学習はしてきましたが,実際の会話に向けた勉強は全くしてきませんでした.
畳の上の水練という言葉がありますが,私の英語力は,畳の上でフォームを寸分狂いなくチェックし続けた結果のものなのでしょう.
英語を意思疎通のツールとして使うだけなら,"will"と"be going to"の違いなんてどうでもいいのです.
"should"と"ought to"を書き換えられたところで何の意味もないのです.
そんなことよりも,「これから研修で何をやるの?」とか,「その服似合うね」とか,「今週末飲みに行かない?」とかの表現を(できれば反射的に)適切に引っ張り出してきて話せる方が圧倒的に大事です.
"Yes"でも"No"でも"ハロー"*3でもいいから,とにかく自分の意思を英語で伝えられるようになりたい.
そして,それに対する他の人の反応が知りたい.
そのためには,ある程度会話のパターンを覚えることと,とりあえず英語で話しかけて,失敗から学ぶことが必要だと痛感しました.
というわけで,GW前に買った英会話の参考書を読んでいます.
読み終わったら,読書録でも残しておこうかと.
CD付 ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100 (スティーブ・ソレイシィの英会話シリーズ)
- 作者: スティーブソレイシィ,ロビンソレイシィ
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2000/04/10
- メディア: 単行本
- 購入: 77人 クリック: 631回
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- 作者: きんいろ英語レッスン受講生一同,川合亮平,原悠衣
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2015/04/29
- メディア: 単行本
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近況
お久しぶりです.
最近いろんなことが怒涛の勢いで押し寄せてきて全く更新ができていませんでしたが,少し落ち着いたので,軽くまとめておきたいと思います.
3月
卒業が確定したようなので,月初めに1週間ほど卒業旅行に行きました.
行き先はイタリアでした.
これに関しては,ヒマさえあればまとめたいような気もしています.
帰ってきた後は,学会発表しながら論文提出してました.
論文のターゲットは日本の学会のはずなのに,なぜか英語で執筆しました.
通ってるといいな……
大学院を卒業しました.
授業,就活,研究であっという間でしたが,充実した2年間でした.
引っ越しました.
東京住まいです.
駅近ですが家賃高いです.
4月
就職しました.
一応「大手」と言っていい感じのIT企業です.
現在研修中です.
アニメ見るヒマがなくてつらい……
年度初めに立てた2週間おき更新ルールを最後の最後で守れなかったのですが,ネットが使えないのは仕方ないですよね(言い訳
今後は2週間おきだと辛いですが,何かあれば(不定期に)このブログを更新していきたいと思ってます.
よろしくお願いします!
アニメ・声優のデータベースをまとめたかった
この情報は2015年2月現在のものです.
この記事は必要に応じて加筆・修正される可能性があります.
また,Webスクレイピングに関しては,著作権法に抵触しない形で行われる必要があります.
修論の研究の合間にちょくちょく進めてたことを書いときます.
私自身,データを扱う研究室にはいるのですが,あまり大きなデータを扱うような処理を行ったことはなく,そういうことができる機会がないかなと思っていました.
どうせなら,自分が好きな分野で解析ができた方が楽しいだろなーということで,アニメやゲーム,声優あたりのデータ解析をしようと思いました.
その第一段階として,どのようなDBが存在するのかをまとめたので,晒しておこうと思います.
特に,プログラムからの2次利用がしやすいかという観点に着目しています.
網羅度は低いです.
アニメ・声優に関するデータベース
アニメ作品データベース
ざっと探してみたところ,すぐに2次利用できる形でのDBはないようです.
Wikipedia
Wikipediaが日本語化された頃から,アニメに関する記事は多かったような気がします.
基本情報に加え,あらすじや登場人物,放送情報など,多種多様な情報が掲載されています.
強力なDBであることは間違いないのですが,記事にIDなどが振られておらず,URLによるアクセスがしにくいことと,HTMLのエレメントにIDなどが付されていないため,スクレイピングが難しいことなど,2次利用という点ではなかなか使いづらいのではないかと思います.
また,記事による記述量のむらが大きいことも難点です.
.lain
声優と,その出演作品についてのデータベースです.
作品ごとにIDが振ってあり,URLによってアクセスできるなど,比較的2次利用のしやすい形でデータが保存されています.
アニメ作品に関して使えるデータとしては,スタッフとキャストなど,最低限のものに限られますが,網羅率が高く,現在も更新が続いているので,なかなかいい情報源なのではないかと思います.
作品データベース
こちらは,アニメだけでなく,ゲームやマンガ,映画など,様々な媒体のデータを保持しています.
こういう「何でもDB」にありがちな網羅率の低さもなく,制作会社の情報も確認できるみたいですが,URLによるアクセスがしにくいことと,フォーマットがまちまちのため,2次利用という点ではマイナスです.
アニメ放送情報データベース
アニメ番組表 API
各都道府県ごとに,アニメの放送時間,放送局などが閲覧できます.
このサービスの強い点は,なんと言っても,WebAPIによる外部からのアクセスが可能な点です.
XML,JSONといったおなじみのフォーマットで,放送情報を取得することができます.
速報性に乏しいという弱点があるようですが,十分に使えるサービスだと思います.
しょぼいカレンダー
タイムテーブルの形式で,アニメの放送情報を閲覧することができます.
情報が見やすい形に整えられていることと,放送時間変更などの情報も比較的早く反映されるため,私も普段のアニメ放送情報を調べるのに使っています.
また,再放送の情報や,一部のオタク向け番組の情報なんかも追われているようです.
2次利用という観点からだと,HTMLのエレメントにID等は振られているので,利用は可能ですが,そこまで適した形というわけでもないようです.
声優データベース
Wikipedia
声優に関しても,アニメとほぼ同様のことが言えます.
一応,アニメに比べると記載する内容がある程度限られるため,うまくCSSセレクタなどのルールを作成すれば,出演作品リストぐらいは機械的に取得可能かなと思います.
.lain
声優に関しても,.lainは強力なDBだと思います.
誕生日や年齢といった基本情報や,共演情報の検索なんかもできたりします.
シゲムラさん
声優のブログ,Twitterなどのアンテナを掲載しています.
速報性に関しては,こちらの方が上かもしれません.
まあ,少なくともTwitterに関しては自分でアカウントを作って直接フォローした方が早いという説もありますが…
まだまだサーベイが足りてないと思うので,何か知っているDBがあったら,コメント等で教えていただけると助かりますm(__)m
Microsoft Academic APIのRubyラッパを作成した
特に更新することもないので(またか),以前に紹介した,Microsoft Academic APIのラッパを晒しておこうと思います.
以前の記事はこちら.
こちらがコード.
研究用プログラムはRuby on Rails上の実装なので,こちらもRubyでのコードとなっています.
実際には,キャッシュ用のコードをかませて,APIの呼び出し回数を減らすようにしています*1.
上のコードの例では,Haveliwalaの"Topic-sensitive PageRank (WWW '02)"について,タイトル,発行年,著者,URL,引用論文集合,被引用論文集合を表示するようにしています.
ここで言う,「論文ID」は,以前の記事で説明した,Microsoft Academic API上で一意に振られているIDとなります.
このAPIがpublicなものなのかはよくわかっていませんが,特に登録などをすることもなく使用することができるようです.
昨年のまとめと今年の抱負
あけましておめでとうございます.
こういう時でもないとできないので,去年の簡単なまとめと,今年の抱負を垂れ流していきたいと思います.
去年のまとめ
1月
年始早々から就職活動.
正月もSPIの勉強とかしてた気がする.
この頃から東京に行く回数が増えてやたら面倒だった.
2月
就活しながらインターンしながら修論中間発表に向けて研究してた.*1
世の中には自分と歳変わらないのにすごい人もいるもんだなと思った.
東京でのインターン終了後とんぼ返りからの翌日中間発表会の流れにはさすがに参った.
第一志望の企業の選考に落ちた.
この時期が体力的にも精神的にも最も病んでいた.
3月
学会発表で他大の知り合いに会った.
ちょっと慰めてもらった.
今の内定先の役員の方と(内定後に)お話させてもらう機会をいただいた.
自分を高く買ってくれていることを感じ,入社することに決めた.
4月
就活からの開放感の中だらだら.
この時期に結構技術書を読んだ.
友だちに誘われ,競技プログラミングを始めた.
内定先のイベントで,RubyのMatzさんと会ってお話した.
気さくな方で良かった.
はてなブログに引っ越し,2週間に1度の更新を目標に書き進めた.
5月
TOEICの勉強とか.
この時期は英語の勉強のモチベーションが高かった.
6月
マカオの国際学会に参加してきた.
海外は初めてだったので,知らないことも多かったが,いい経験になった.
お金と時間さえあれば,もっと海外行きたい.
7月
KUPCへ参加.
成績は散々だったが,ここらへんからプロコンへのモチベーションが上がってきた気がする.
8月
らぼの同期と九州旅行に行った.
今は噴火中で行けなくなってる阿蘇山火口を見た.
日本じゃないっぽかった.
あと,長浜の屋台のラーメンが美味かった.
学会論文を1本書いた.
実験の進捗が悪く,一時期は落とすのも覚悟したが,何とか間に合った.
9月
中間試問に向けて研究してた.
といっても,やりたいことは8月中に大体やってしまっていたので,9月に苦労することはあまりなかった.
ネットワークスペシャリスト試験の勉強を始める.
自分に知識がなくて結構厳しそうだった.
10月
内定式に参加した.
「ああ,とうとう僕も社畜になってしまうのか…」と感じた.
2次会がチャラくてついていけなかった.
東京から帰る前に友達とスカイツリーの中で飲んだビールが美味しかった.
ネットワークスペシャリスト試験を受けた.
情報セキュリティスペシャリスト試験に近い問題だったので,行けそうな気がしたが,結構な得点調整が入ったらしく,落ちてしまった.
11月
8月に書いた論文が採択されたので,東京の学会に参加してきた.
就活中にお会いした人も結構いて,挨拶してきた.
12月
CODE THANKS FESTIVALに参加してきた.
100人程度中,9位入賞だった.
「自分もプロコンやってていいんだ」と思った.
アニメ「SHIROBAKO」にドハマりしてBDを買った.
思えば,去年は,自分の中でも色々と価値観が揺れ動いた年でした.
就活に関しては,「これから何して生きていこう」ということを本気で考えるいい機会になったと思います.*2
就活の終了後は,比較的ヒマな時間が続き,人生のモラトリアム最後の期間を楽しめたのではないかと思います.
今年の抱負
今年の目標は,「時間を大事に使う」です.
6年間の学生生活で感じたこととして,「自分は〆切がないと動けない」ということがあります.
〆切などのノルマを与えられた時に義務的に作業をこなすことはわりとできるようになったと思うのですが,自分から能動的には何もできないし,する気も起きないことが多々あります.
ぼーっとする時間も人生の中では大事だと思うのですが,そればかりでは,その時間でできるはずだったことをフイにしてしまっていると思います.
休息時間をちゃんと作るという意味でも,「時間はコスト」という意識をもっと強く持って,短時間で多くのことをこなすことが大事になると思います.